【昨年育てて良かったもの】第1位は丹波黒大粒大豆!

新年、明けましておめでとうございます。

えーっと、本当は年末に「今年育てて良かったもの」として書きたかったのですが、間に合わなくて年が明けてしまったので、「昨年育てて良かったもの」という内容で書きます。新しい年になった初投稿で去年の振り返りをするって・・・という感じですが、ご容赦くださいませ。

育てて良かった丹波黒大粒大豆

昨年育てて良かったもの、第1位は迷いなくこれです。丹波黒大粒大豆!

こちらの種はネットで購入したのですが、ネット上の表記は「丹波献上黒大豆」という名前になっていて、届いたのがこれでした。あれ?何か間違えた?と思いましたが、まあいいかということで育てました。何かしら、大粒タイプの黒豆です。

黒豆は毎年必ずお正月に炊いており、ダイエットにも良いと小耳に挟んでからはお正月以外にもよく炊いています(信憑性は不明)。黒豆ってスーパーで購入すると結構なお値段で、普通サイズの粒ので1袋200グラム900円ほど、粒が大きくなるとさらにお値段が高くなり、1300円ほどします。

だから、大粒の黒豆を自分で育てたいとずっと思っていて、今回広い畑を借りられたので念願かなって育ててみました。大豆は土を肥やしてくれるということもあり、一石二鳥です。

種まきの時期を間違えたけれど、結構採れた

いきなりですが、種まきの時期を間違えました。

「大豆は6月1日、小豆は7月1日に種まきする」と聞いたことがあったので、6月12日にちょっと遅くなったかなと思いながら急いで種まきしたのですが、その後に受講した新規就農者の講習会で「丹波の黒豆は7月10日頃に種まきするのがベスト」と聞きました。短日性なので日が短くなったことを植物が認識して初めて花を咲かせるから、早まきすると葉っぱばかり繁って実がつかないとのこと。

もう撒いてもたがな・・・と後の祭りで、収穫はあまり期待していませんでしたが、意外や意外、結構採れました。

20mlのタネ一袋から、2.44キロです。(ダンボールの重さは抜いてあります。)

無農薬なので虫食いによるロスがかなりあり、虫食いがなければこの倍くらいはあったのではないかと思います。

マメなので、肥えた土よりも痩せた土が良いのだろうと思いますが、たくさん収穫できたので、やはりうちの畑は痩せた土だったか・・・とやや複雑な気持ちには、なりました。

栽培期間中の管理も楽ちん

この畑を借りた当初の4月、全面に米ヌカとラクトバチルスとカルシウムを投入して全面耕運して畝立てをし、放置していた場所に種まきをしました。よって、元肥らしいものも入れず、追肥も全くしていません。

時々、三角ホーで除草したり、土寄せをしたりはしましたが、水やりもせず、農薬もまかず、勝手に育ってくれました。かなり強風が吹いても折れたりすることもありませんでした。

7月29日の様子。発芽率もよく、欠株はほとんどありませんでした。

やはり早まきしたせいで葉っぱばかり元気で終わってしまうかな・・・と心配になるくらい、種まきして1ヶ月半でこれだけスクスクと育ちました。

エダマメが超絶美味しい!

この丹波の黒豆は、黒豆になる前に収穫するとエダマメとして食べられます。

私は黒豆として収穫するのが目的だったので、エダマメとして収穫するのは控えていましたが、試しにちょっと食べてみましたら、これがもうめちゃくちゃ美味しい!!普通のエダマメとは全然違います。大粒で甘みがあって、しっかり歯応えもある。本当に美味しいんです。

以前のブログでも書きましたが、農業指導員からはぜひ出荷しなさいと言われました。この丹波黒豆は、エダマメとして食べられる時期がほんの僅かしかなく、いいお値段で販売できるそうです。

結局出荷はせず、このエダマメの状態で2株分ほどを人にあげたりして、後は黒豆として収穫する用に残しておきました。

10月19日の様子。一株でお腹いっぱいになるくらいのエダマメがなっています。

ちなみに、うちの畑はカラスがよく来るので、カラスに食べられてしまうかな、テグスをしておいた方がいいかなと心配しましたが、なぜか分かりませんが完全に無防備な状態だったにも関わらず、カラスに食べられた形跡はありませんでした。

収穫がやや大変

これだけベタ褒めの黒豆ですが、収穫作業はやや大変でした。

11月2日の様子。全体的に黄色く枯れ始めています。

本当はこれくらいの時に株ごと収穫してハザがけして乾燥させ、ブルーシートなどを敷いて叩いて一気に収穫すると良いようですが、盗難のリスクなどを考えて、ちょっとずつ、サヤで収穫して収穫ネットに入れてベランダで乾燥させていました。

この大粒のプリプリ感が、豆好きにはたまらないです。

サヤに穴が空いているものは中に虫が入り込んでいるので、目でよくみて、虫が入っているものは土に帰しておきました。一つずつ見るので結構時間がかかります。

11月23日の様子。完全に枯れた模様。

そう言えば、実家にこういう茶色の枯れたエダマメの絵があったなぁ・・・と思い出しました。

なんで枯れたエダマメの絵を描いたんやろか、母はなんで枯れたエダマメの絵を買ったんやろかと全く絵心のない私は不思議に思っていましたが、今になってみるとこの趣きが分かる気がします。

ベランダで乾燥させていたものもカラカラになってきました。

豆を取り出す作業は、忙しい年末の中で「無」になれる貴重な時間なのでそんなに苦にはならなかったのですが、サヤを開けると時々虫が入っているものがあって、ギャーッとなります。お約束、といったところでしょうか。

ちなみに、アズキも育てていましたが・・・

マメ好きの私は、当然アズキも好きなので、丹波大納言と白小豆も育てました。

このプクプク感がやはりたまらないです。

アズキも育てるのも簡単で勝手に育つという感じなので、ウキウキとこの写真のようにサヤで収穫し、これからも毎年育てるのだろうなー、年末にM-1でも見ながらアズキを取り出す作業をしようかなー、などと思って収穫したサヤごと家に置いてました。

しばらくすると、なんか家の中を初冬にも関わらず、虫が飛んでるなと気づき始めました。蚊でもなく、見たことがない2ミリくらいの虫です。白い壁に黒い粒。そしてその数がだんだん増えていくような・・・

うすうす気づいていましたが、やはりアズキが発生元でした。って、冷静に考えると家の中で虫を増殖させる妻って・・・夫よ、よく怒らないなって感心します。私ならめちゃくちゃ怒ってると思う・・・。

サヤだけでなく、アズキ自体にも穴が空いており、空洞状態になっているアズキ多数。

とりあえず、無傷のアズキを助け出そう・・・と思いましたが、白アズキを光に透かしてみてみると、中が黒くなっているものが多数あり、結構な割合で虫が入っています。赤アズキは光に透かしても中が見えませんが、白アズキの様子からすると同様に虫が入っていると想像できます。よく見ると、ごく小さな穴が空いているものが多数。一見無傷に見えても、絶対に虫が入ってないと言い切れる自信なし。

これは・・・とても食べられない・・・

ということで、もったいないけれど、全部、土に還しました。無農薬で作るのは難しいのかなぁ・・・この課題の解決策が分かるまでは、アズキを育てるのはやめようと思いました。

黒豆は、虫がついているものは比較的分かりやすく、選って保管しているものから虫が発生している様子も見受けられないので、多分大丈夫と思います。売ってる黒豆でも虫が発生することがあるみたいなので絶対大丈夫と言い切れないですが・・・。このあたりが難しいなあと思います。

念願の、お正月に自作の黒豆

大粒のツヤツヤの黒豆が食べ放題です!

・・・といっても10回分くらいしかないので、来年はもう少し多く育てるつもりです。そしてエダマメでもガッツリ食べたい。

大豆は土づくりにも良いので、この黒豆を育てた後は今は何も育てていませんが、ピーマンあたりを育ててみて効果のほどを試してみようと思います。

ちなみに、第2位、第3位は・・・

この記事は「昨年育てて良かったものベスト3」というタイトルで書き始めたのですが、第1位の丹波の黒豆だけで3000字を超えてしまったので、1位だけ書く記事に途中で変更しました・・・。

ちなみに2位は、サツマイモの「パープルスイートロード」、3位はナスの「ヴィオレッタ・ディ・フィレンツェ」です。また別の記事で熱く語らせていただくかもしれませんが、その際はぜひお付き合いくださいませ・・・。

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