家庭菜園で「コールラビ 」を育ててみた 食べ方もご紹介
コールラビは不思議な形をした野菜でスーパーでは見かけることはほぼありませんが、種はインターネットで簡単に手に入れられますので家庭菜園で一度は育ててみたくなる野菜ではないでしょうか?
コールラビはドイツの野菜で、ブロッコリーの茎のような味がします。10センチ程の大きさに育てて皮を剥いて料理します。この記事では、私が初めてコールラビを育てた時の経過をご紹介しています。どんな風にあの不思議な形になっていくかもご覧いただければと思います。
<目次>
1.タネの入手
アマゾンでこのタネを見かけ、キレイな紫色に惹かれて購入しました。コールラビ(アスルスター/紫)というタネです。
2.成長の経過
■2017.4.8(0日目)
畑にシルバーマルチをして種まき。
■2017.5.5(27日目)
途中の写真がなくてスミマセン。向かって一番左の列にコールラビのタネを蒔いています。畝の隅っこの傾いているところに蒔き、1ヶ月ほどで茎が15センチほどまで成長しました。(当時はマルチの張り方も下手くそでした・・・本当はもっとピンと張らないといけません。)
■2017.5.14(36日目)
茎がタネ袋の写真のように紫になってきましたが、ここからどうやってあの形になるんだろうか。
■2017.5.21(43日目)
根元のところがちょっと膨らんできたかな?
■2017.5.27(49日目)
あぁコールラビってこういう風にできるのですね。恥ずかしながら、カブラのように土の下にできるものと思っていました。
グラグラするので、土寄せをしておきました。
■2017.6.3(56日目)
コールラビっぽい!!(笑)
■2017.6.11(64日目)
6センチくらいまで大きくなりました。タネ袋には「肥大させれば直径10㎝以上になりますが、6〜8㎝頃の収穫が食味に優れます。」と書いてありますので、この日、収穫しました。「種まきから60〜80日が収穫目安です。」とも書いてあり、まさに収穫時期と判断しました。
(まだ小さいものもありましたが、この場所に大豆を蒔きたいということもあり、全部収穫しました。)
しかし、後から考えるとやはりこのサイズは収穫するには小さかったようです。
全ての皮を剥いて食べるようなので、剥いてしまうと食べるところがほとんどなくなりますし・・・
よいしょ、と抜いたら、これが全形。不思議な形の野菜です。
この日は急いでいたので、葉っぱを落として他の収穫物と一緒にバケツに放り込みました。
しかし、海外のユーチューブを見てみると葉っぱもスープに入れたりで無駄なく料理されているようですので、葉っぱごと持って帰るのが本来のようです。
3.味見
どんな味なのか、食べてみました。
半分に切ると、期待を裏切る普通ぶり。
生のまま薄く切って味見してみると、味はカブラに近い感じです。皮も食べてみましたが、食べられないことはないけれど口当たりが悪く食べるものではなさそうです。とりあえず皮を剥いて、ソテーしました。
美味しい!!・・・けど、この味はどこかで食べたような。
ズバリ、ブロッコリーの茎です。目をつぶって食べると、100%ブロッコリーの茎と思うと思います。
4.料理方法
コールラビは皮を剥いて料理するもののようです。上で収穫したものはサイズが小さかったので、皮もそこまで繊維質が強くなく、食べられないことはなかったのですが、一般的には、もう少し大きいサイズで収穫するので、皮は繊維質が強くて食べられないため、皮はピーラーなどで全てむくのがセオリーのようです。
コールラビはドイツの野菜ですが、ドイツ料理には「コールラビのスープ」というものがあるようです。こちらの「世界のスープ図鑑」に、ドイツ料理の項目に“ハイセン・コールラビズッパ”という料理が紹介されています。材料は、コールラビ、バター、玉ねぎ、小麦粉、チキンまたは野菜ブロス、ジャガイモ、サワークリームまたは生クリームで、ブレンダーでピュレ状にするそうです。これならコールラビさえあれば簡単にできますし、美味しそうですね!
その他の食べ方としては、皮を剥いた後、塩胡椒とオリーブオイルでソテーしたり、普通の野菜スープに入れたり、生のままサラダとして食べたり、味にクセがないのでアイデア次第でなんでもできそうです。「アク抜き」や「下茹で」も要りませんし、なかなか便利な野菜です。
知り合いの有機農家さんからは、千切りにしてキンピラにして食べると美味しいと教えてもらいました。ドイツの人も「そんな食べ方があるのか!」と驚かれるかもしれませんね。
コールラビ、最近は育てていませんが、また育ててみようと思います。
※参考1 コールラビの調理法を3分程の動画で分かりやすく伝えてくれています↓
※参考2 コールラビのサラダの動画です。ソムタム(タイ料理の青パパイヤのサラダ)っぽくて美味しそうです↓
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