本日の畑とビニールマルチ不使用の決意について

2021年5月17日

おとといマムシが出没し、ビクビクしながら畑に足を踏み入れています。特に物置として使っているテントのファスナーを開けるときはビクビクします。

隣の畑のおじいちゃんに「この前すごく大きなマムシが出たんです・・・」と話したら、「おう、そうか、マムシが出たらな、捕まえてな、ピューッと皮を剥いで焼酎につけたらいいねん。マムシはセイがつくでぇ〜」と笑って話してくれました。

いや仮に私がマムシを捕まえて皮を剥いで焼酎づけにして皮はお財布にしましたとか言ったらドン引きしますよね・・・と心の中で反論しておきましたが、おじいちゃんの笑顔を見てたら少し恐怖心が和らいだような気がしました。
新参者の私にいつも声をかけてくださって、ほんとにありがたいです。

関東の方で大きなニシキヘビが逃走中とニュースで見ましたが、あんな大きいヘビ、周辺の方は本当に怖いだろうなと思います。早く捕まりますように・・・


さて、現在の畑ですが、少しずつ夏野菜の苗を定植していっています。
これまでの市民菜園ではビニールマルチを使っていましたが、今年は、迷いましたがビニールマルチを使わずに育ててみようと考えています。理由は、上述のマムシのおじいちゃん含め、周辺の農家さんがビニールマルチを使っていないこと、そして使用後のゴミの処分に困るという2点です。

かつて、タイのバンコク郊外にあるオーガニック農園で研修させてもらった際も、ゴミになるからという理由でビニールマルチは一切使っておられませんでした。

ナスビ栽培の様子↓

マルチなしのナスビ

レタスもマルチを一切使っておられません↓

タイのオーガニック農園

この時に教えていただいたことは別途記事にしようと思いながらまだ書けておりませんが、この農園を経営されている日本人の方は、地球のために自分にできることをしなければならないという考えのもと、大変なご苦労の中で持続可能な農業を一貫して目指してこられました。

今でこそ「SDGS」やら「持続可能な社会」やら頻繁に耳にするようになりましたが、早くから異国の地で持続可能な農業を目指し、今では国際的なオーガニック認証をいくつも取得されておられ、本当に貴重な勉強をさせてもらったと思います。

この研修を通じて、私も農業をする時にはビニールマルチを使わないようにしたいと考えていました。今、それを実践するときがきたというわけです。

全滅するかもしれない・・・という不安はありますが、1反もない畑の作物が全滅したところでどないやねん、と思うことにします。夏の日照りと雑草の戦い、冬の寒さとの戦いに宣戦布告です。


今日は、パープルトマティーヨの花が咲いていました。

パープルトマティーヨの花

こんな花です。

「パープルトマティーヨ」なのでナスビのような紫の花が咲くのだろうと思っていましたが・・・「黄色かいな!なんでやねん!」と植物にまでツッコミを入れてしまう大阪人です。広い畑で一人で何やってるんだか・・・。

トマト牛の心臓

こちらはトマトの「牛の心臓」。

2週間ほど前に定植する時点で小さなツボミが付いていましたが、水浸しや暴風などにさらされているせいか、ようやく咲こうとしています。

ナスビは第1果は取り除いてしまいますが、トマトの第1果は確実に実らせた方が樹勢が抑えられて良いと、この前You Tubeで見たので、このまま静かに見守りたいと思います。

観察するためにしゃがむとまたマムシがでるんじゃないかとヒヤヒヤします。近づいてくると伊福部昭の「ゴジラのテーマ」みたいな効果音が流れると分かりやすいのにと思いますが、現代の技術をもってしてもそんなことは無理だと思いますので、常にキョロキョロするしかありません。

でも自分が種から育てた野菜が少しずつ大きくなっているのを見ていると本当に癒やされます。しゃがんでじーっと見てホッコリして、はっ!マムシいないよね??と急に立ち上がってキョロキョロして、立ちくらみがして仁王立ちで踏ん張る・・・ほんとに一人で何やってるんだか。

帰り道の公園の池では5月らしい光景です。

黄菖蒲?

黄色い菖蒲?でしょうか。

5月はほんとうに気持ちのよい季節ですね。

でも今年はもう九州南部が梅雨入りしたとかで、関西も今後の雨の降り方が心配です。また水浸しになってしまったら、さつまいもの苗などが全滅してしまう恐れがあります。まだ梅雨こないで!と祈るしかありません。

広告