【梅雨入り前のドタバタ劇場①】新しい畑を借りることになりました

2025年、大阪は6月9日に梅雨入りしました。

天気予報によると、梅雨入り自体は例年と比べて3日遅いということで、そんなに早い遅いはないのですが、梅雨入り前に我ながら笑けるくらいドタバタしていましたので、反省の念を込めて、【梅雨入り前のドタバタ劇場】としてシリーズでお届けしたいと思います。第一回目は新しい畑を借りることになった話です。どうぞお付き合いくださいませ。

隣接する圃場を借りることになりました

1年半ほど前に購入した畑は、1辺は道路ですが、その他3辺は5つの圃場と接しています。そのうちの2つが耕作されていない圃場になっており、この度、小さい方をお借りすることになりました。

購入した畑が約1反、すでにお借りしている畑が約500平米、そして今回新たに借りることになったのが約600平米で、これで合計2反を超えることになりました。

借りることになった経緯

なぜ借りることにしたのかですが・・・JAの方との雑談がキッカケです。

夫の定年退職まで2年を切ったのでそれまでに色々軌道に乗せておきたいんですよね、さすがに今の広さだと零細すぎるので、もうちょっと拡大しないといけないかなと思ってるんです、と雑談をしていたら、「耕作してくれる人を探してる農地、この辺りだけでもたくさんありますよ。パッと思い浮かぶのが近くに井戸と小屋付きのすごく良い畑ありますけど、そこはどうでしょう?」ということでした。

いくら近くてもいくら条件が良くてもあんまり点々と離れていると移動がしんどいと伝えると、「あ、それならお隣どうですか?確か以前、借り手、探してはったような・・・農業委員会に聞いときますね!」という流れになりました。

「畑を借りるのは慎重に」

しかし、以前の経験から、「畑を借りるのは慎重に」と我々夫婦の間での戒めがあります。決して成り行きで借りてはいけない。大きなトラクターを持っていて1反を耕すのに20分くらいでできるとか、パートさんを雇う余裕があるとか、そういうことなら多少面積が増えても大丈夫なのでしょうけど、うちはそんな余裕はありません。(小規模の非効率な農家と槍玉に挙げられそうですが。すみません。)

夫と共に、今回の話を前に進めるかどうか、よく話し合いました。そもそも規模拡大はもうちょっと先かなと思っていましたし。

決め手はやはり、昨年末に堺市からの補助を得て購入した整形機です。この整形機がきて畝立ての労力が劇的に改善したのでなんとかいけるだろうと思いました。

そして、逆に今の耕作地だけだと狭すぎて、急いで畑を回転させないといけないのが大変なので、広さに余裕が欲しいという思いもありました。

というのは、以前のブログで書いたように、うちはいくつかの作物で大阪府のエコ農産物の認証を受けています。この認証は1つの作物につき100平米以上作付けしないといけないことになっていて、1つの作物で100平米以上、適期に種まきや植え付け、連作障害の回避、収穫時期・・・それらを考えながらスペースを用意するのは結構大変なのです。

ということで、新しく借りる決心をし、農業委員会に連絡し、地主さんにも挨拶させてもらって手続きを進めることになりました。

法改正の影響

4月1日からの法改正により、農地の貸し借りは、必ず中間管理機構を通さないといけなくなったとのことで、許可が降りるまで半年ほどかかるとのことです。

この圃場はしばらく耕作はされていませんでしたが、年に一度農協に草刈りを依頼されて綺麗にされていました。この時はちょうど草刈りが終わった直後で綺麗な状態です。許可が降りるのを待っているとまた草ボーボーになるので、地主さんの了承を得て、農業委員会の許可が降りるのを待たずに圃場に立ち入らせてもらえることになりました。

いつものことですが、この許可が降りるまでの待ち時間、何気に緊張します。農業委員会の方から、ちゃんと営農しているので大丈夫ですよ、と言ってもらってますが、夏に向かって草の管理が大変になっていくので、いつ「もうイヤだー!!」と発狂しないとは限らない・・・。

暑いのイヤだー、草も刈っても刈ってもすぐ元通りになるしイヤだー、雨降りすぎて水浸しになるのんイヤだー、と喉元まで出かかったことは何度もありますが、とりあえずこれまではギリギリ発狂までには至っていません。

とは言え、ちゃんと綺麗に管理していたと自信を持って言える状態ではありませんので・・・頑張ってちょっとでも綺麗に管理できるようにしたいと思います。

ちなみに、農地貸し借りの契約期間はこれまで「3年」でしたが、「10年」が基本になったようです(事情があれば「5年」も可能)。「3年」は短いと思っていたので延びてありがたいと思いますが、10年か・・・。10年後も夫と共に元気に農業できているのかなぁ・・・と色々考えて思わず遠い目をしてしまいました。

まぁ10年のどこかでプチ発狂はしそうな予感はしています。

またまたちっこい耕運機で耕すところから

ゴールデンウィークの間に草刈りと耕運をしてしまおうと、夫がまた7.5馬力のちっこい耕運機で全面耕運してくれました。耕運機はうちの畑からあぜを乗り越えて楽に運び入れることができました。(道路に面しておらず、ここからしか機械が入れないということが、借り手がなかなか見つからなかった理由だそうです。)

真っ直ぐのキレイな長方形で使い勝手が良さそうです。

※写真は、場所が分からないように一部を加工しています。

ここでは、さつまいも、黒大豆、小豆をしたいと考えていました。5月上旬には整形機で畝立てをして・・・と。

・・・そう、このゴールデンウィーク頃は余裕がありました。

この後、まさかの毎週末「雨」という悪夢に見舞われ、畝立てをするチャンスを逃し続け、発狂する寸前まで追い込まれることになります。

思い出すだけで血圧が上がってくるのでとりあえず、今日はここまでにします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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