現地バンコクの料理教室でタイ料理を学んだ体験記(前編)

2020年12月26日

2015年、現地バンコクの料理教室に7日間通ったので、その体験記をご紹介します。通ってみて改めて実感しましたが、日本でもタイ料理を学ぶことはできるけれどもタイ料理は食材が独特で、現地で学ぶ意義は大いにあります。現地の料理教室に行ってみたいと考えておられる方は参考にしていただければ嬉しいです。

※この記事を書いているのは2020年12月で、情報が古くなっている可能性がありますこと、ご了承ください。

<目次>

  1. 私が通った現地の料理教室の概要
  2. 予約
  3. 現地での待ち合わせ
  4. マーケットツアー

「後編(授業の様子)」はこちら

1.私が通った現地の料理教室の概要

「シーロム・タイ・クッキング・スクール」という学校です。

ホームページ: silom thai cooking school  

バンコクなので近くにホテルはいくらでもあり、滞在場所には困りません。

私は「the intensive course」という7日間の集中コースに通いましたが、1日からでもOKのようです。真剣に勉強したいと考えて来ている人もいれば「タイ旅行の思い出に」というような単発の観光客も多くいました。どちらかというと後者の方が多かったと思います。なので、料理は全くしないという人でも全然問題なく受講できます。

授業は半日なので、私は午前のクラスにして、お昼ご飯代を浮かせていました!

私が通った2015年時点では日本語を話せる先生は在籍していない様子で、説明は全て英語でしたが、癖のない英語で聞き取りやすかったです。

7日間通いましたが、期間を通して日本人は私一人のみでした。トリップアドバイザーでは日本語のレビューもそれなりの数が投稿されているので、たまたま日本人に合わなかっただけかもしれません。

エプロンも全て用意されているので、手ぶらでOKです。

2.予約

ホームページの「booking form」というところから予約をすればメールが来て、その後のやりとりはメール(英語)で行いました。支払いはどこでどういう風にしたか忘れてしまいましたが、それくらいスムーズに事が進みました。

一番不安だったのは、待ち合わせ場所です。授業の前に、市場に行く「マーケットツアー」があるため、学校ではない場所が待ち合わせ場所として指定されました。でもこれもメールの中にものすごく丁寧な写真入りで説明が書かれていたので、安心感はありました。

3.現地での待ち合わせ

いざ、バンコク入り!

待ち合わせはこの犬?の像が目印でした。(現在は変わってるかもしれません。)

何人か生徒っぽい人と一緒に待っていたら、超陽気な先生が登場。

 

点呼の後、一人ひとつずつミネラルウォーターが入ったカゴを渡され、市場へ向かいます。市場へは歩いてすぐのところです。

マーケットツアー

もう、ワクワクが止まらない!広い市場にぎっしりと食材が積まれています。日本のように、セロファンで包まれていないので本当にぎっしりです。市場はこうでなくちゃ!

 

パンダンリーフ

先生がひとつずつ説明しながら、生徒たちのカゴへポイポイと食材を入れていきます。

これはパンダンリーフです。甘みがあって、お菓子作りに使います。

ちなみにこのパンダンリーフ、日本に帰ってから苗を入手して部屋の中で育てていましたが冬越しに失敗し、枯らしてしまいました・・・。

 

パンダンリーフ お菓子

※ちょっと逸れますが、これは学校の外の街中で買い食いしたもの。パンダンリーフのクリームが入って美味しかったです。

 

フィンガージンジャー

これはフィンガージンジャー。指みたいでしょ?という説明をされていました。

 

バナナの花

バナナの花!

 

スイートバジル、レモンバジル、ホーリーバジル

3種類のバジルのブーケ。
スイートバジル、レモンバジル、ホーリーバジル。

 

魚もあるよ。

 

鶏肉もあります。

 

フレッシュな鳥もおります・・・

 

ココナッツ挽き

こちらはココナッツを専用の機械でパウダーにしているところです。

この挽いたものを買って、学校でココナッツミルクを作ります。

 

このココナッツを挽く機械、市場の人も慣れていて、ツアーの人たちが来たら機械に通すというような阿吽の呼吸でした!

 

フィンガージンジャー、ガランガージンジャー、ターメリックジンジャー

普通のジンジャー、フィンガージンジャー、ガランガージンジャー、ターメリックジンジャー。

 

コブミカン

これはカッファーライム(コブミカン)の葉っぱ。2枚引っ付いたような葉っぱが特徴です、という説明をされています。これが入ると一気にタイ料理の味になりますよね!

このコブミカンのフレッシュな葉っぱは日本ではなかなか手に入らないので、日本に帰ってから苗を入手し、現在ベランダで育てています。

ちょっと分かりにくいですが、カゴの中の一番左の中央あたりにある緑の果実がコブミカンの実です。ボコボコのコブだらけ。だからコブミカンというようです。

私のベランダのコブミカンは実をつけるまでに当分かかりそうですが。

 

タイのナスビ

ナスビたち。ナスビは英語で“eggplants”ですが、本当に卵そっくりです。

上の写真にもナスビがありますが、茄子だけでこんなにも豊富な種類があるって、感動しました。

また別の記事で書くつもりですが、この料理教室に通う前にバンコク郊外にあるオーガニック農園で研修を受けさせてもらっていました。日本ではナスビは1年で枯れますが、その農園では3年もののナスビの木があり、驚きました。 

こちらはペッパー類。全部辛いのかと思いきや、辛くないトウガラシもあったりして正直よく分かりません・・・

 

生徒それぞれのカゴにぎっしり食材がつめられ、買い物終了。学校に向かいます。

 

私は7日間のコースでマーケットツアーは2日目以降は参加してもしなくてもどちらでも良いですということでしたが、ほとんど参加しました。(最終日だけは特別授業だったのでツアーには参加せず直接来てくださいと言われたような気がします。うろ覚えですが。)


この時のマーケットツアーは、今でもどんな野菜を育てようか考えるときにすごく思い出します。現地に行かないと分からない貴重な体験でした。

 

ちなみに、マーケットツアーに行かずに直接学校に行く場合でも、看板が至る所にあるので迷わずにたどりつけるようになっています。事前のメールには「もしタクシーで来る場合はこれを運転手さんに見せて」というタイ語で書かれたものも送られてきました(タイ語はさっぱり分からないので何が書かれているのか分かりません)。この学校には世界中から短い滞在の観光客が来ているので、迷わず時間通りに来れるよう完璧に整えられているんだと思います。

こういって・・・

 

こういって・・・

(タクシーはここまで来れません)

 

シーロムタイクッキングスクール

ここが学校です!可愛い外観!

後編は、学校での授業の様子をご紹介します。

現地バンコクの料理教室でタイ料理を学んだ体験記(後編)

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