【朗報】大阪に「やさいバス」がやってきます!

我が大阪に「やさいバス」がやってくることになりました!

・大阪府ホームページ
やさいバス株式会社と事業連携協定を締結します

「やさいバス」は以前テレビで見たことがあり、とても便利そうなのでうちの地域にも来ないかなーと思っていたら、来ることに決まったようです!やった!

2021年8月26日付けで以下の記事を書き、売り先の選択肢としていくつか候補を書きましたが、新たな選択肢が加わることになりました。
【新規就農】売り先の選択肢

先日、市役所から説明会の案内文書が届いて、今日(ってもう昨日か)説明会があり、詳しくきいてきました。

やさいバスは、地域を巡回する物流用のバスで、今のところはいわゆる B to B、つまり農家、飲食店、小売店など業者間取引のプラットフォームのようです。ネット上に商品を掲載し、注文が入れば近くのバスストップまで持っていき、購入者指定のバスストップまで野菜を運んでくれます。今日の説明を聞くまでは、やさいバスは運んでくれるだけで取引相手は事前に自分で見つけておかないといけないのかなと思っていましたが、そうじゃないようです。

手数料ですが、出品者側は販売手数料として売上の15%が差し引かれる、購入者側は商品の代金に加え、物流代として1箱350円を支払うということです。私はメルカリshopsを使う予定でしたが、メルカリだと販売手数料が10%ですが送料も出品者が負担なので、手元に残る金額がかなり少なくなります。しかもものによってはクール便じゃないと不安な面もあり、送料負担が結構足かせだなと思っていました。

しかも、説明を聞いて、細かいところがきちんと考えられていると感じました。例えば、次のような点です。

・規格をあまり気にしなくていい
加工品の材料として購入する業者さんも多いらしく、A品、B品などをあまり気にせずに出品している人が多いそう。

・梱包しなくていい
道の駅などに出品する場合、ボードン袋にいちいち詰めて・・・という作業が必要ですが、裸のまま箱に入れてバスに乗せて良いそうです。メルカリ等に出品して売れた場合も、ダンボールに入れることになりますが・・・という感じですが、専用のコンテナが用意されているのでダンボールも使わなくて良いとのこと。

前々から、私は日本はいちいち野菜を梱包しすぎだと感じており、プラスチックの袋でキラキラした野菜売り場ではなく、ヨーロッパのマルシェのような、野菜本来の美しさを活かした野菜売り場が理想だなと思っていました。主婦としても、プラスチックゴミのゴミ袋がすぐにいっぱいになるので、ストレスを感じていました。

今、農家側となり、できればボードン袋を使いたくないなと思いつつも、鮮度を保つには仕方ないと思っていましたが、やさいバスならこの問題を解決できそうです。バスは冷蔵ですし、地域の中なので鮮度が落ちる前に受け取ってもらえます。

・納品書や請求書を作らなくてもいい
こういう事務作業って、意外にめんどくさい・・・。このプラットフォームを使うと、ペーパーレスで自動的に作成されるので、畑での作業に専念できる時間が増えそうです。

一方で、デメリットかなと思ったのは次の点です。

・コンテナのサイズが120センチ
3辺合計が120センチということだそうです。120センチって結構大きい・・・。もちろんこのコンテナを使わず自前のダンボールを使ってもよいということですし、コンテナを使っても満杯にする必要はないですが、購入者が1箱350円を負担することを考えると、あんまりスカスカだと良くないのかなぁと思います。うちは自然栽培で、そんなにたくさん収量があるわけじゃないので、120センチはちょっと大きいなと思います。ちょっとこれは対策を考えないといけません。豆などの小さくて日持ちして単価が高いものはメルカリで、大根やキャベツなどはやさいバス、という感じで使い分けるか。ハーブ等はどうしよう・・・。収量が少ない有機農家さんは「野菜セット」にして販売されていることが多いと説明会ではおっしゃっていましたが・・・。

・発送伝票はペーパーで必要
コンテナに、どこのバス停で下ろすか等、荷物の情報が必要ですが、その際のペーパーはさすがにペーパーレスではないので、自分で印刷するか、手書きするかが必要とのこと。ラベルプリンターを購入することになるかもしれません・・・

・バス停がまだ決まっていない
これが一番重要!自転車でいける範囲にバス停がないとサービスそのものが使えないので、何とか近くにバス停を作ってもらわねば!いちおう言っておきますと、バス停って、南海バスなど公共交通機関のバス停を使うわけではないです。バス停として場所を提供してもらえる人は是非名乗り出てほしいということでした。うちの畑の前も少し停められるスペースはあるけれども、地主さんや周りの農家さんの手前、ちょっとむずかしいかな・・・


概要はこのような感じです。11月下旬から運用開始できるように急ピッチで準備を進めているということでしたので、バス停次第ではありますが、とりあえず使ってみようと思います。いろいろ質問があって聞きたかったのですが時間切れとなり、終わった後に主催の市役所の人に個別に聞きにいったらただの小娘と思われたのか(?)冷たくあしらわれたので、分からないことも多いです。うまく使えばものすごく便利だと思うので、楽しみです。使った後に使用感等また書きたいと思います。

それにしても、こういうしくみを考えて実行された創業者の方・・・すごいです。

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