車で世界遺産「高野山」へ。

2020年12月15日

前から行きたかった「高野山」に初めて訪れました。

朝7時に家を出て、車で約2時間。

夫によると、以前は、車がすれ違えず、対向車が来たらどちらかがバックしなければならないような細い道が続いていたそうですが、今は道路も整備され、心臓がドキドキして冷や汗をかくような細い道はありませんでした。

(1箇所だけ細いところがありましたが車がすれ違えるレベルでした。そしてここ以外は全て2車線です!)

また、高野山の駐車場は基本的に無料だそうでありがたいです。(お土産を買ったらタダとかではなく、本当に無料です。)

車から降りると、空気がひんやりして、たった2時間なのに別世界に来たような感覚になりました。

まずは金剛峰寺へ。

雷対策でしょうか?屋根の上に水桶が設置されています。

掃除や手入れが行き届いた凜としたお寺です。

お茶とお菓子のお接待があり、ありがたく頂戴しました。

これは今でも行事の際等に使われるという台所です。

蛍光灯で明かりを取っていますが、ちょうどここを見学している時に停電があり、薄暗くて怖い様子を体験できたのはラッキーでした。

こちらは霊宝館。きちんと管理されたお宝ばかりで、カメラはあらかじめカバンの中に入れるかロッカーに預けないといけませんでした。

空調もないので、見て回るうちに息苦しくなってきましたが、どれも美しい姿で保存されており、大変見応えのある施設でした。

ランチは「中央食堂 さんぼう」というお店でいただきました。こちらの花籠定食で2200円。精進料理ですが、物足りなさは感じませんでした。

大師教会や金堂をお参りした後、いよいよ奥の院へ。

一の橋を渡ったら、いけどもいけどもずーっと大木とお墓。

でも、戦国大名家のお墓を始め、大企業の創業家、市川團十郎の墓等があり、飽きずにずっと歩けました。

企業の慰霊碑もあり、ヤクルトはあのヤクルトの形をした石があったり、ロケットの形をしたものがあると思ったら新明和工業の慰霊碑だったり、なかなか面白かったです。さすがに写真は撮っていませんが・・・

いよいよ奥の院に近づくと、お堂や風景も含め、写真撮影は一切禁止。

奥の院に足を踏み入れると、読経の声が響き渡る中、ろうそくの炎やお線香の煙がゆらゆらと揺らめき、微かな霧に木漏れ日が降り注ぎ、神聖な高野山の中でも特別な場所であることが空気で分かりました。

これまで訪れたお寺の中とは、レベルが異なるというか・・・

ずっと訪れたかった場所ですが、来て本当によかった。

この日の万歩計の数値は、2万歩を記録しました。

真夏でしたが、高野山の気温は25度。

歩くと汗ばむ気温で疲れもありますが、至る所が上の写真のように苔蒸していたり、名残の紫陽花が咲いていたりでとても充実した1日になりました。

外国人も多く、世界遺産に登録されてから遠くから訪れる人も多い中、私は車で2時間で行ける距離にあり、ありがたいことです。

今回は不勉強のままとりあえず訪れたという感じですが、次に行く時は少し勉強してから行きたいと思います。

広告