奈良県法華寺の「茅の輪くぐり」へ行きました

2020年12月26日

2017年7月17日、法華寺(奈良県)の「茅の輪くぐり(ちのわくぐり)」に行ってきました。

■法華寺について

奈良県奈良市にあり、奈良時代の光明皇后によって創建されたとても歴史のある尼寺です。奈良に生まれ育つとこういう由緒あるお寺がたくさんあるので感覚がマヒしてしまいがちなのが難点ですが、国宝や重要文化財もあり、遠方からでも訪れる価値がある素晴らしいお寺です。

ホームページ: 総国分尼寺 法華寺門跡

茅の輪くぐりは、茅の輪をくぐり半年間の罪穢を祓うという行事だそうです。

近鉄の西大寺駅からバスか、新大宮駅から徒歩か、で行けるようですが、急に行こうと思い立ったので時間がなく、近鉄の西大寺駅からタクシーで行きました。でも、お粥をいただけるということで楽しみにしていたのですが、お粥は18時半までということで、着いたら終わっていました・・・(泣)

■茅の輪くぐりの様子

19時から開眼が始まりました。

その後、尼さんたちが次々と茅の輪をくぐって行かれます。

 

続いて私たち一般の参拝者の番。半年間の罪穢のお祓いだけでなく、家族の無病息災を願って、8の字にくぐりました。

あたりも暗くなってきて、ろうそくの明かりも映えてきます。

帰りが遅くなってしまうので本堂での蓮華会式には参列しませんでしたが、きれいに整えられた時内を軽く散策して帰ることにしました。

■庭園の様子

法華寺には、華楽園という庭園があります。この庭園がまた素晴らしいです。

見事な蓮池です。

もう少し早ければ紫陽花も愛でられたと思います。椿の木もたくさんありますが、今の時期は木だけ…。

メキシカンセージ。和のものばかりではなくて、こんな洋のものあります。

夕暮れのキキョウ。

門のところには、ピンクのハス。このハスはホームページによると「法華寺蓮」というそうで、紅色の縁取りが特徴だそうです。本当に美しいです。

野菜作りをしていて思いますが、梅雨の時期は、少しでも油断すると雑草で大変なことになります。そんな梅雨の時期にこれだけきれいな庭園を維持されているのは、毎日本当に丁寧に手入れをされているのだろうと思います。お寺の隅から隅まできれいに掃除も行き届いていて、訪れるだけで穢れを拭い去ってくれるようです。尼寺ならではの優しい空気感も感じられます。

急遽思い立ってきた茅の輪くぐり。帰りはバスなのでまた時間がなく、早足での散策となりましたが、またじっくり訪れたいお寺です。

今回は茅の輪くぐりをメインでご紹介しましたが、国宝の御本尊、境内やその他のお堂など、どれも古い歴史がありながら管理が行き届いていて、心が洗われるお寺です。ぜひ訪れていただきたいと思います。

ホームページ: 総国分尼寺 法華寺門跡

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