【前編】やっぱり排水ポンプを買いました・・・(泣)

前回のブログでは、購入した新しい畑に馬ふんを投入したところまでを書きました。

今日のブログはその続きになりますが、結論から言うと、来年くらいに買うかなと考えていた排水ポンプを買う羽目になりました。

止むに止まれぬ状況になり・・・ちょっと長くなるので、前編・後編に分けて書きます。どうぞ最後までお付き合いくださいませ。

話題の微生物資材を投入!

排水ポンプの話の前に、話題の微生物資材を投入した話です。

土壌検査結果が出て微生物がかなり少ないことが分かりました。「微生物資材なんて、土着菌がいるんだから入れる必要ない」と人から言われたことがありますが、自然に地力がつくのを何年も待っていられません。

うちの農園が今置かれている状況は、「売り先があるのに売り物がない」です。

近所で実施されるマルシェも実行委員までしているのに売り物がないために出店を見送ったり、買いたいと言ってくれる人がいるのに売り物がないという状況。自分でも情けなく思います。こんなことしてたら信用をなくしてしまいそうです。

なので、とにかく早く売り物になるちゃんとしたものを育てたいという思いが強いです。

そこで投入したのがこれ。↓

「カルスNC-R」です。

私はこれを『儲かる「西出式」農法』という本で知りました。こちらの本です(アフィリエイト広告です)↓

この本はもう7、8年前に読んだのですが、この時から「カルスNC-R、いつか使おう」と思っていました。ただ、決して安いものではないですし、近くの園芸店等では売っていないので、使う機会を逃していました。

カルスNC-R、使うなら今でしょ!!と考えて、とりあえずJAにおいてますか?と問い合わせてみたところ、「あぁ、それ、なぜか最近すごくよく聞きますね、なんででしょうね」と言われました。

やはりそうか・・・

最近になってこの「カルスNC-R」、有名なYouTuberさんが紹介されたためかすごく話題になっていて、インスタ等でも目にすることが多くなりました。残渣を土に漉き込むときにこのカルスNC-Rを一緒に漉き込むとあっという間に分解され畑全体が堆肥化できる、次作までの期間が短い、強い野菜が育ち、食味もよくなる、といったところです。

JAの方は親切にも「JAでも取り寄せになるのでネット通販の方が安いと思いますよ」と言ってくださったので、ECサイトをいろいろ探してみましたが、どこも品切れ状態。ECサイト上で一見在庫があるように見えて購入できたとしても、レビューを見ると届くのがものすごく遅かったりする様子。

いろいろ探していたらなんとか取り扱いのある信頼できるサイトを見つけて、購入することができました。購入して2、3日で届き、とても有り難かったです。1袋9000円弱でした。

ちなみに購入する直前に、有機JAS適合資材リストに載っていることを確認した上で購入しました。

このカルスNC-Rをさっそく「花咲かじいさん」みたいに圃場にまんべんなく手でばら撒き、再び耕運機をかけました。

微生物の餌としては、本来は米ヌカを一緒に投入した方が良いと思いますが、いっぱい散らばっている稲わらでいけるかなと思い、他には何も投入せずに耕しました。(米ヌカを入れなかったのは事情があって入れられませんでした。この話はまた追い追いします。)

これを書いている5月現在、土にすき込んだ稲わらはほぼ無くなった様子なので、早速微生物が活動してくれているんじゃなかろうかと思います。頑張れ、微生物!

無言の畝立て

トラクターを持っていない零細農家にはなかなかしんどい作業が続きます。全面耕運の次は畝立てです・・・

少量多品種で育てたいので、短めの畝をたくさん作りたいと考え、まずは真ん中に通路を一本作り、その左右に畝を立てていくという設計にしました。畝の長さは約8メートル、幅は約80センチ、東西方向の畝です。

ここまでの作業をしている間に、何人かの周辺の人から「田んぼが始まったら水路から水が滲みてくるよ」「水なかなか抜けないよ」とアドバイスをもらいました。

よって、高畝にして、通路は思い切って広くしようと考えました。畝間(畝の真ん中から隣の畝の真ん中まで)は贅沢にも2メートルです。

夫と二人で行うこの畝立て作業、始めの頃はここに何を植える?とか音楽の話とかして楽しく作業していましたが(ステップ1)、いつしかケンカが始まり(ステップ2)、次第に声を出すのもしんどくなって無言での作業となりました(ステップ3)。

畝立てができるトラクターっていくらくらいするのかな、でも買えたとしてもどこに置こうかな、この畑は盗難とか大丈夫なのかな、あいたた、腰痛くなってきた、帰りに業スーに寄りたい、あ、明日のパンあったっけとか、頭の中はどうでもいい思考で溢れつつ。

3時間で5畝のペースです。なかなか進みません。

(右の方に見えている白いトンネルはお隣さんです。)

ちなみに、上の写真に写っているピンクの線は「田引車」で割と最近アマゾンで購入したのですが、めちゃくちゃ重宝しています。もっと早く買えば良かったです。(下はアフィリエイト広告です。ズバリこの商品を買いました。)

返却する方の畑から移植しないといけないものもあるので、なかなか進まない畝立てはもどかしく、焦ります。だけど毎回ちょっとずつでも進めていけば早春には全ての畝立てが完成しているだろう。

・・・と思っていました。甘かったです。

上の写真を撮った後くらいから、なかなかのしっかりした雨が続き、あっという間に次の写真のようになりました。

ありゃりゃ、まぁこんなこともあるわいな、1週間もすれば水も引いているだろうからしばらく待とう、と思っていました。

・・・甘かったです。

そしてこの後、なかなか引かない水と格闘することになります。

続きは後編で!

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