2022年、今年の夏はキツイです。

8月半ばになりました。朝晩、日が短くなったなと感じますが、気温は高く、まだまだ猛烈に暑いです。

新規就農して初めて迎えた昨年の夏は、8月に割と雨が多くてしのぎやすく、何とか乗り越えられました。

就農2年目の今年は、本当にキツイです・・・。

雨が降らず、どこもかしこもカラカラです

局地的な豪雨や台風によって水害が発生していると毎日のようにニュースで報じられ、自宅や畑が水に浸かってしまっている様子が映し出されています。水害は、一度冠水すると元通りにするのはかなり大変だと聞きますので、とても心苦しく思います。

一方で、私の住むエリアではここ最近まともに雨が降っていません。一週間ほど前に夕立ちが一度降りましたが、その前からまともな雨がほとんど降っていなかったので、あっという間に土に染み込んで元通りのカサカサに戻りました。

天気予報では、全国的に大気が不安定という予報が続いており、雨雲レーダーではすぐ近くで猛烈な雨が降っていることが毎日のようにありますが、まるで私の畑の辺りだけ雨雲が裂けているかのように、全く降ってくれません。これはこれで結構辛いです・・・。

「1時間後に雨が降り始めます」「30分後に雨が降り始めます」というように雨雲レーダーで表示され、その降り始めますという時間になって雨雲レーダーを見ると「しばらく降りません」になっていて、「なんやいなっ!」とスマホにツッコミ入れる日々です。

水やりは・・・

水道がある方の畑では、ホースリールで水やりしていますが、中途半端な水やりは熱湯を掛けているのと同じで根っこを痛めると聞いていますので、水やりするときはたっぷり与えるようにしています。しかし真夏の太陽の元ではまさに焼石に水といった感じで、しっかり水やりしたつもりでもすぐ乾きます。やらないよりマシかなとは思いますが・・・水道代の請求が怖いというのもあって、ビチャビチャになるほどしっかりは与えてません・・・。

水道がない方の畑では、水やりはしていません。バケツに溜めておいた雨水を少し与えたりしたこともありますが全然足りないので、最近は与えていません。水路に水が流れていますが、今年はこの水路の水はできれば使わないようにしたいと思っており、今のところ使っていません。が、そろそろ限界かも・・・枯らしてしまったら本末転倒なので、迷い中・・・

野菜たちの様子

主の迷いのせいで、サトイモはこんな感じでグッタリしています。水路の水でもなんでもいいから水をくれという声が聞こえてきそうです。

周りの畑でもサトイモが軒並みチリチリになっていて、うちはまだ緑の部分があるだけマシな方かななんて思い、ぎりぎりまで粘っていますが、そろそろ何とかしないといけないですね・・・

一方で、全く水やりをしていないのにピンピンしているものもあります。これです↓

これは「浜クロピー」という固定種のピーマンで、枯れてしまったのもあるんですが、この一画だけ、猛暑の中でも葉っぱがピンとしています。この違いはなんなんだろう。このあたりだけ土の中が湿っているのか・・・。ともかく、この浜クロピーは固定種なので、このあたりの元気な株からタネ採りし、乾燥に耐える記憶を持ったタネで来年育てたいと思います。

こちらは「秘伝」という枝豆です。↓

これは種まき時も含めて一度も水やりをしたことがないのですが、見た感じはとても良い感じに育っており、最近、花をつけ始めました。ただ、枝豆は水がないと実が膨らまないらしく、やはりそろそろ水を入れないといけないかもしれません。

この猛暑と乾燥はいつまで続くのか・・・7月はピーマンや茄子がわんさか収穫できていましたが、8月に入り、猛暑と乾燥が始まると途端にピタッと収穫が止まりました。上の浜クロピーのように元気な株でなんとか実をつけたものでも小さかったりツヤがなかったりします。とりあえず、気温が少し下がってくるまで枯らさずに持ちこたえて、秋の収穫に期待したいです。

雨乞い

耕運機や草刈機(後述のものです)をかけると、自分の姿が見えなくなるほどのすごい砂埃が舞い上がり、これは一発ギャグか何かしなあかん?というような気になります。もうもうと舞い上がった砂埃の中で、「へーんしんっ!」とか「それではこれにてドロンします」とかアホなこと言って遊んでいたら、鼻の奥が痛くなり、変な咳が出て目もしょぼしょぼになって、後悔する羽目になりました。

雨が降らないと嘆く私に、母が「雨乞いしたら?」と提案してきました。「雨乞いってどうやるん?」と聞いたら「知らんわ〜」とのこと。関西人あるあるの適当な会話です。

雨乞いか・・・白装束着ておでこに蝋燭つけて踊り狂うとか、テルテル坊主を反対にして飾るとか、昭和なアイデアしか出てきません。とりあえず八代亜紀さんに登場していただくことにしましょう。

ニンジンの種まきも待ってます。早く降ってほしいです。

先日購入した草刈機が大活躍

真夏の雑草との戦いは農業をしていてしんどいことのトップ3に入るのではないでしょうか。カンカン照りの中、または雨が降りそうで降らないという蒸し暑い中、草刈りに追われるというのはなかなか精神的にもしんどいです。

ところが、今年思い切って購入した機械のおかげで、このしんどさがかなり改善されました。自走式草刈機です!!

これはとても良いです!!

法面の草刈りを少しでも楽にするために、ということで、一番小さいのを購入したのですが、これが想像していた以上に優れものでした。ガソリン式のと電気のがありましたが、電気のはやはり力が弱いということでガソリンのにしました。(刈払機ではガソリンも電気も今や大差ないらしいです。)

クボタさんで購入し、カタログ価格で18万円ほど、少し値引きしてもらって16万円ほどでした。それなりにお値段しますが、これは値打ちあります。月末締めの翌月末払いということでまだ請求書が届いておらず、一円も払っていない状況ですが、ガンガン使っています。

農機具って購入前に試しに使わせてもらうということができないので、買って使ってみるまで思い描いていた仕事をしてくれるか不安ですが、これは大正解でした。

刈払機では、草を刈っても長いままなので、熊手などで集めてという作業が必要になりますが、この自走式草刈機は細かく粉砕してくれます。細かくなっているので土に戻るのも早いと思います。また、刈高を地面から19ミリか31ミリで設定でき、通常19ミリで設定して刈るのですが、地面スレスレで刈ってくれるので仕上がりがとても綺麗です。こんな感じです。

って、あんまり綺麗に仕上がってない写真ですが、実際はもっと綺麗にできます。

何が一番いいかって、体力的にかなり楽ということです。刈払機は私は使うのが怖いので夫専用になってしまっていますが、この自走式草刈機は私も普通に使えます。刈払機よりも早いので時間も効率的に使えます。

強いて難点を挙げると、FDという良いオイルを使わないといけないこと(1リットルで2300円程)、手入れがやや面倒なこと、音が思っていた以上に大きいのと、土が盛り上がっているところなどは土を削ってしまうので砂埃が舞い上がること、などでしょうか。

カタログでは30センチほどの草丈のものしかダメと書いてありますが、それ以上でも割とできます。この草刈機を通した後は、青汁スムージーやキャベツの微塵切りのような美味しそうな匂いがします。そりゃそうですよね。

今後、この草刈機が通れるように通路をもうちょっと広くとって畝を作ろうと思います。法面の草刈りのためにということで購入したものですが、その他の場所でもかなり使えます。前進、後進ができ、法面をするときはハンドルを直角にして使います。ワンちゃんの散歩のように自由自在で、すごく便利。これは良い買い物をしました。あぜや法面のない畑ではそんなに使うことはないかもしれませんが、あぜや法面のある畑では超オススメです。

身体は暑さに慣れたかと思いきや

今年は6月から猛暑なので、早い段階で身体は暑さに慣れました。

それでも熱中症が怖いので、畑にはこの2リットルの水筒と熱中症対策のタブレッツを必ず持っていきます。

熱中症対策の飴って色々販売されていますが、基本的に暑いところに持って行くので飴だとドロドロに溶けてしまいます。この写真のは飴じゃなくてタブレット状なので暑い中に置いていても溶けることはありません。毎日のようにプチ熱中症になっている私は今年、このタブレットにかなり助けられました。でも、そろそろ飽きてきましたので、もっといろんな味のが発売されないかなと期待しています。(レモン味のも食べ尽くし済みです。)

2リットルの水は、一人の時でも飲み干してしまうくらいですが、最近は、畑と全く関係ないところの心配事による寝不足がたたってちょっと体調を崩し、食欲が落ちると同時に身体が水もあまり受け付けなくなってきました。

会社員時代から、毎年9月には夏の疲れによってダウンすることが多かったのですが、今年もまた9月にダウンしそうな予感です。

このブログを読んでくださっている方は農家さんでしょうか?皆様どうぞ無理をされませんように。

あめ、降ってきた!

さあブログをUPしようとしたまさに今、激しい雨の音が!!畑の方でも降ってるかな??八代亜紀さんに感謝です!

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