【排水について】昨日の大雨で、水浸しになりました・・・
私はこれまで、いろいろな方に農業を教わってきました。その中で、共通して教わったこととして、排水の重要性というのがあります。野菜を上手に育てる人は例外なく、しっかり排水できるように管理しているとのこと。
これまで私は市民菜園で野菜づくりをしていましたが「この区画は水はけ悪いなぁ、この場所に当たって運が悪かったなぁ」などと思っていましたが、なんと甘い考えだったことか。それを今日、思い知りました。
4月24日 全面耕うん・畝立て
4月24日に全面耕うんし、耕うん機のアタッチメントを初めて使って畝立てをしました。これについてはまた別記事で詳しく書く予定ですが、この時、イセキの営業マンは、「この圃場はものすごく水はけが良いですよ」と言っていました。この辺り一帯の圃場をよく知っている営業マンが言うので、社交辞令でもなんでもなく、本当にそうなのだと思い、ホッとしました。水が溜まってしまうと、野菜を上手に育てるとかそんなレベルではなく、根腐れして枯れてしまうそうです。
4月24日に全面耕うんのうえ、畝立てをした直後の様子です。大阪は4月17日に雨が降って以降、まったく雨が降っていませんでした。
4月27日 乾燥で畝間が部分的になくなる
その後も雨が降らず、カサカサの乾燥続きです。土も乾燥し、さらに強風で畝間が部分的になくなる程になってしまいました。
4月27日、部分的に畝がなくなってしまった様子。
この翌日から雨予報だったので、乾燥している間にと思い、急いでクワで畝間を復活させました。
4月30日 水浸し
4月29日、ゴールデン・ウィーク初日。前日28日から雨でしたが、29日は一日中どしゃぶりの大雨でした。
そして今日、圃場に行くとこんな感じになっていました・・・。
見事に水浸しです。
今日はトマトを植えようと自宅で育苗したトマトの苗を持参していましたが、とても定植とかできるレベルではありません。ショック・・・。そして、「田植えの準備ですか?」と通りすがりの3人くらいに言われました。傷口に塩を容赦なく塗ってくれます。
よく観察すると、水が溜まっていない部分はドロドロにはなっていなくて、ちょうど良い土という感じです。イセキの営業マンが言うように、たしかに土自体の水はけは悪くなさそうです。ということは、単に排水ルートをきちんと作っていない我々の問題だと認識しました。水はけの良し悪しに関わらず、管理者の意識の問題なのですね・・・。
排水ルートを復活させる
とにかく、水が流れるルートを作らなければ。こんなに水が溜まっていると梅雨のときには根腐れして全滅の恐れがあります。そう考えると、まだほとんど何も植わっていない今の時点で、排水ルート確保の必要性を認識させてくれる大雨が降って、ラッキーだったと思います。
この圃場はこれまで使っていた人が何箇所か排水ルートを作ってくれています。それをきちんと復活させる作業を今日、できるところまで行いました。
のり面から溝へ流れるルートです。
クワや三角ホーで溝を作っていくと、チョロチョロチョロと水が流れていきます。ヨシヨシ、いいぞ!とクワを片手に見入ってしまいます。あかん、思いのほか楽しい・・・。
のり面の下にあるこのコンクリートの溝は、以前、枯れ葉などが詰まっていたので掃除していました。そのおかげで順調に流れていきます。
たった一箇所の排水ルートからこの水量が何時間も流れ続けています。畑ってこんなに水を貯められるんやとある意味、驚きました。
そしてこの水、とてもきれいなんです。
私が借りてからこの圃場に投入したのは、米ぬか、ラクトバチルス、カルシウムの3つだけです。牛フン、鶏フンなどのフン系は全く入れていないからか、匂いも全くありません(チッ素が足りなくなる不安がありますが、これで様子を見ながら育ててみる予定です)。
この圃場には水道がないので、どのように水やりをするかが未解決の問題だったのですが、この水を使う方法もあるなと、この水流を見つめながらぼんやり考えていました。
ここは過去に田んぼだったので上流からの水路があります。まだ最終決断はしていませんが、有機JASの取得を目指そうかなと考えているので、上流からの水路は使わないほうが良い、そうなると自宅から水を運ぶか雨水タンクやバスタブを設置するか・・・と2つの選択肢を考えていましたが、この水流は第3の選択肢になり得るなと思いました。
何かしら、いろいろ考えることや決断しないといけないことが多すぎて、アワアワする毎日です。
作業を初めて3時間半くらいでこれくらいまで水が抜けました。
今日は体力があまりなく、完璧にはできませんでした。今現在もまだ水たまりは残っていると思いますが、続きはまた改めてします。明日明後日も雨予報ですが・・・(泣)
水が抜けてきたら、ハトが大量にやってきました。
なにか虫を狙っているのでしょうか?
「牛フン、鶏フンを一切投入してない」と豪語したばかりなのに、鳩フンは入ってしまうのか・・・。フルッフーという鳴き声がなんか腹ただしいです。
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