ネットショップを開設準備中

「畑で直接売る文字通りの直売で野菜を売っていく」ということを書いたその舌先も乾かないうちに、やっぱりネットショップも試してみることにしました。右往左往してお恥ずかしい・・・。

ネットショップは前からやってみたいとは思っていましたが、ネットショップってSNSを駆使して集客しないと全く売れないというイメージがあり、私はSNSはあまり得意じゃないので、まあいつかやろうという程度に考えていました。畑での直売を始めたばかりなのでまずはこちらをしっかりとやろうと。

「まあいつかやろう、そのうちやろう」という程度のことって結局いつまで経っても実行しないというのがお決まりですが、なんのご縁か少し前にネットショップを立ち上げる背中を押してくれる出来事があり、思い切ってネットショップを作ってみることにしました。

背中を押してくれる出来事とは・・・郵便局と契約

郵便局の営業マンから

背中を押してくれる出来事、とてもひょんなことです。

毎年秋になると郵便局の人が配達のついでに「年賀状を買いませんか?」と勧めてきます。年賀状はどうせ買うし、買ってあげるとものすごく喜んでくれるので、毎年この配達の人から買ってます。郵便局員もノルマが大変なのか、郵便局までの帰り道はスキップで帰ってるだろうというくらい喜んでくれ、私も嬉しくなります。

先日、この人が書留の配達に来られた時に「記念切手要りませんか?」とまた営業してきたのですが、あいにく切手はたくさんあるので要らないと伝えました。「そうですか・・・じゃあ・・・お荷物ってよく出されます?もしたくさん出されるなら配送料をお安くできるように上司に掛け合ってみますけど」と言ってきました。

そういうのも成績になるのか、新規顧客って感じになるのかなと思いながら、「そんな割引があるんですか。荷物はちょこちょこ出しますが、持ち込み割引とスマホ割を使っているので・・・それ以上安くなるんですか?」と聞いてみました。

「年間、一定の量を出していただくことが条件になりますが、持ち込み割、スマホ割を使う以上に安くできると思います。今度見積もりを持ってきますっ!!」と言って、また(たぶん)スキップしながら帰って行きました。

ヤマトか郵便局か・・・

数日後、このスキップの人とは別の郵便局員から、見積もりを局内で申請するにあたって詳細を聞かせてほしいと電話がかかってきました。どういう荷物をいくつくらい出すのか、どの郵便局を使うのか、持ち込みか集荷か、料金はその都度の別納か、月1回の後納か、といった事項を詳細に聞かれました。局内での申請に必要な事項だからということでかなり細かく聞かれました。

私はあの営業の人が喜んでくれるのを見たいからと思ったのに別の人からの電話でちょっと萎えて「冷静に考えると郵便局よりヤマトを使っている人の方が多いように思う、郵送で野菜を売るというのはこれから始める話であってどれくらいの件数を送ることになるかはまだ分かりません、ヤマトを使っている人も多いのでヤマトも検討したい」と伝えました。

そうすると、「ヤマトは確かに集荷の使い勝手が良いし料金も安いので、ヤマトにも見積もりしてもらって比較してから決めてもらっていいですよ」ということでした。

結局、現時点では、一度にたくさんの荷物を発送するということはないので持ち込みがメインになると考えると、ヤマトさんは近くに営業所がないというのがネックなので、やはり郵便局で見積もりをしてもらうことにしました。

数値目標ができた

10日ほど経ち、局内で決済が降りたということで見積もりを持ってこられました。正直、すごく安い!という感じではないものの、とりあえずこれで契約することにしました。

年間に100箱出すという前提での料金なので、それに満たない場合は来年の契約更新はないとのこと。あまり収量がない中で年間100箱も出せるかな・・・、とりあえず数値目標ができたので、達成できるように頑張らないといけません。

友人知人や親戚に送るだけでは100箱は難しいと思うので、前から迷っていたネットショップをこれを機に開設することにしました。どれだけ売れるのか全く想像がつきません。

ネットショップを作るのは、真夏は畑での直売はちょっと厳しいというのと、販売ルートをいくつか確保して起きたいという考えもあってのことですが、毎年の年賀状がきっかけで一歩踏み出すことになるとは思ってもいませんでした。

どのネットショップにしようか

まずはshopifyを検討

最近、たまたま本屋さんで手に取ったこちらの本を読みました。

2025年を制覇する破壊的企業として、グーグル、アマゾン、アップル、テスラ・・・といったおなじみの企業が取り上げられている中で、「shopify(ショッピファイ)」という企業が紹介されています。

shopifyは中小企業のECサイトの開発・運営を手掛ける会社で、同じような会社も多い中ではあるものの、使い勝手が突出して良いので需要が伸びているそうです。これまでアマゾンや楽天に出店していた会社もshopifyを使って自社ECサイトを運営するようになり、ゆくゆくはアマゾンや楽天も脅かすような存在になるだろうと。

これは!と思ってshopifyを検索してみると、日本語のサイトもあります。それならネットショップはshopifyでを作ろうと思いましたが、月額料金がかかるようです。一番安い初めてさん用のプランで、月額25ドルです(2022/07/23時点)。どれだけ売れるか全くわからず、この月額料金はちょっと痛いので見送ることにしました。ドルでの支払いなら円安がどれだけ進むか分からないというのも不安材料です。

BASEで作ることに

最近よくCMで見る「ネットでお店を作るならっ、ベイッスゥー」のBASEです。上の本でも、shopifyと同じようにECサイトの作成を提供する会社でサービスの質が良いので人気であると紹介されていました。

砂漠の中にポツンとお店を作るような感覚でどうやって集客するんだろうとよく分からないことだらけですが、とりあえずこのBASEで作ろうと考えて、今、作業しています。

拡張機能が豊富で色々と便利に使えそうですが、まだ慣れないので、「これはなんじゃ?」と四苦八苦しながらやっております。完成しましたらこのブログのトップページからリンクをはる予定です。

名前、住所、電話番号をさらさないといけない?

そもそもなんですが、前からネットショップをいつか作りたいと考えていたものの、特定商取引法による開示がちょっと嫌だなぁというのもお尻を重くしていた理由です。ネットショップでは、特定商取引法により、事業者の氏名、住所、電話番号を開示しないといけないということになっています。氏名の開示はしょうがないとしても、別途オフィスを構えているわけではないので、自宅の住所、電話番号を開示することになります。

自宅住所と電話番号をインターネット上にさらすのはちょっと気持ち悪い・・・住所はバーチャルオフィスを借りるとか、電話番号はプライベートのとは別回線を契約するとかしないといけないかな・・・お金かけてまでやるのはちょっと気が引けるな、考えていましたが、あっさり問題は解決しました!

住所、電話番号は、自分のものを非公開にし、代わりにBASEの住所、電話番号を開示することでOKとなったようです。

※BASE 2022年1月20日 特定商取引法に基づく表記の所在地・連絡先を非公開にできるように!
https://baseu.jp/information/20220112

やはり個人の住所、電話番号を載せるのは嫌だと考える人が多かったのですね。氏名はどうしても開示しないといけないようですが、これくらいならヨシとします。

メルカリshopsは、2度棄却されてようやく合格

メルカリだと集客に労力を費やさなくてもとりあえずは人目につきそうなので、メルカリのショップ機能の「メルカリshops」も一応作っておこうと思いました。

メルカリでshopを作ろうとすると審査があると書いてありました。

まあ形式的な審査だろうと思って、申し込みフォームに必要事項を入力して申請しました。結果は2営業日以内にメールでお知らせします、ということです。

半日ほど経ち、メルカリからメールがきました。「審査が棄却されました」とのこと。

・・・まさか落ちるとは全く思ってなかったので、ちょっとショックでした。クレジットカードの審査も落ちたことなく、これまで個人で使っていたメルカリも読み終わった本を売る程度で何か変なものを売ったりはしていません。なぜ落ちたかさっぱり分かりませんが「審査結果の理由はオープンにしていません」と書いてあります。こういうのは問い合わせても絶対に教えてくれないパターンです。

いやいやいやいや、落ちるわけがないし!申請時に入力した項目のどこかに不備があるのだろう、と考え、見直してみました。そうすると、住所のフリガナに「サカイシ」が抜けていました。

私としたことが!・・・夫の年末調整の書類も絶対に不備を出さず完璧にして提出する私が、こんな基本的な不備を出してしまうとは!

これが原因か分かりませんが、とりあえず訂正して再申請しました。念の為、本人確認書類の運転免許証の写真もより鮮明に撮り直しました。これで合格間違いなし!

約半日後、またメルカリからメールがきました。「審査が棄却されました」とのこと。

いやいやいやいや!なんでやねん!!なんでやねーんっ!!!

これまでメルカリで売った履歴が少なすぎるとか、メルカリで買ったことがないとか、そういうのがあるんやろか・・・いや、そんなことで間口を狭める必要やメルカリにもないはず。どこや、不合格の理由やどこや、どこかにあるはず。もうこうなったら意地です。

ということで、もしかしてこれ?と思いついたのが、住所の表記です。住所の表記は、例えば1丁目2番3号や1−2−3や色々ありますが、別にどれでも一緒だろうと思い、いつも使っているハイフン方式で入力していましたが、本人確認書類の運転免許証の住所表記は、1丁2−3という漢字とハイフンが入り混じった形になっています。もしかしたら本人確認書類の表記と完全に同じ形じゃないとダメなのかもしれないと考え、運転免許証と完全に一致する表記で入力し直して再々申請しました。

約半日後、「審査を通過しました」とメールが届きました。「住所に不備があります」と教えてくれればいいのにとこぼしたくなりましたが、ショップ運営する人間としてきっちりできるかどうかというのも大事なのかなと心を改めることにしました。

でもなんかここまでの経緯で萎えてしまって、使う気が失せたというか・・・

やさいバス

大阪でもやさいバスの運行が始まりました。

※2021年10月30日に書いたブログ↓

https://pocoapoco-bio.com/yasai-bus/

これも物流が特殊であるものの、ネットショップです。バス停が遠くて持って行けずまだ使っていませんが、アカウントは作ってあるので状況が整えば使っていくつもりです。120サイズの段ボール限定なので、結構な量を用意しないといけず、まだイメージアップができていないというのもあります。

ただ、購入者の実績として無印良品や阪急阪神百貨店などが挙げられており、これはとても魅力的なので、今後積極的に使っていきたいと考えています。


いろいろ手探り状態ですが、昔のように多額の資金を用意してリアル店舗を構えなくても良いというのは、「とりあえずやってみよう」とチャレンジできるのでありがたいです。

段ボールや梱包資材の準備など、新たな準備にもなかなか時間を取られています。気がつけば、前回のブログ更新からずいぶん日が空いてしまいました。

ネットで売る前提だと、サツマイモはたくさんあった方がいいだろうと追加で植え、6月の猛暑で全部干からびさせてしまったり、なんかやや「お疲れ気味」の私です。秋冬野菜の作付けも考えないと。やることたくさんです。

次回は、最近の畑の様子について書きたいと思います。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

広告